「菌作り」を上手に行えば・・・
こんな容器でも」無造作に」に作れる・・・
デンドロは・・・こういう高さ5から10㎝の深さのものが
非常に喜ぶ。
こういう栽培は・・・ペレポストだから出来る。
植物栽培は・・・
「根作り」と「葉作り」である。
この観点から・・・ほとんどの栽培法が書かれている。
ラン科植物栽培でも同じである。
しかし、ランでは・・・なかなか・・・上手く出来ない。
ランは多年草植物。
一年上手く生育したと思っていると・・・翌年作落ち。
この繰り返しである。
蘭展の賞は・・・非常にこのこと考えて審査されている!
審査は・・・・株の「過去」「未来」を問わない! 審査日の株の状態で審査する!
この審査は、ランがいかに継続して株を元気にすることが難しいかということを示している。
2年後、3年後・・・無残な姿になる場合がほとんどだからである。
同じ多年草の果樹のリンゴ、ナシ、ブドウ、サクランボ、桃栽培では・・・・
こんな栽培技術では・・・農家は全部倒産である。
「技術定まりて豊凶なし」。
これが農業の作物栽培の名人である!
どんな年でも・・・・一定の水準の収穫を上げる人である!
ラン栽培では「葉作り」「根作り」を考えても名人にはなれない。
蘭展で最高賞を3回得た「江尻先生」「齋藤先生」。
ランの株が3回違うから・・・解らないが・・・同じ株でなら・・・文句ないところ。
お二人の先生は別にして、「葉作り」「根作り」だけでは、他の植物のように継続できない!
なぜか???
ランは「菌根植物」だからである!
ラン栽培に欠落してきたもの。
それは「ラン菌作り」である。
鉢内に「ラン菌作り」が出来なかったから・・・上記の継続が出来ない問題が出る。
所が・・・趣味の人の中には、ペレポストが面倒くさいというものがいる。
ラン作りより・・・大根の「ぬか床」作りのようなことしなければならない!
こういう言葉を聞くと・・・日本のラン友会のレベル・・・このレベルか・・・と思ってしまう。
こういうレベルが・・・日本のラン界の程度。
水ゴケ、バーク、軽石栽培には・・・最も大切な「ラン菌作り」が削除されている。
だから・・・枯れる未来が待っている!
こういうことは、プロの業者なら誰でも知っている。
その上に構築されているのがラン愛好の世界である。
事実、20年前の名品の本で・・・現在も存在している株が何%あるか???
だから・・・原種の輸入販売は・・・・オイシイ商売。
業界あげて・・・原種愛好が・・・ランの王道みたいな方向に誘導。
何も知らない初心者は・・・簡単にコントロールされる。
宇井 清太は・・最上は・・・まだシンビ???
・・・
そういうことでペレポストを蔑視するものいた。
漢字で「蘭」というのはシンビジュームをいう・・・ことも知らないで。
植物作りの基本は「土作り」である!
この土作りというのは・・・・菌作りなのである。
土1grの中に一億もの微生物が生息している!
これはラン科植物も同じというより、もっともよく共生しているのがランである。
そうであるならば、蘭作りはは・・・もっとも一生懸命「菌作り」しなければならない栽培である。
ところが、真逆に・・・最も「菌」を嫌い、削除した栽培が流布した。
ランは泣き泣き生きてきたのである。
水ゴケは清潔。
軽石は清潔。
バークは清潔。
全然「菌の世界」「自然」を知らない人である。
最もランが嫌いな「菌」が生息している用土である。
肥料を与えれば・・・そういう状態になる用土である。
以上説明してきたが・・・
ランつくりは「葉作り」「根作り」「ラン菌作り」である。
ペレポストの発明で、ようやく・・・ランが喜ぶ「菌作り」が出来るようになったということ。
注意。
雑誌「現代農業」には、多種多様な「菌」が・・・植物栽培に効果があるように書かれているが、
ランを作れない菌がほとんど。
何が何だかわからない「未知因子」が効くような・・・・・。
そういうもので「カタクリ」を3年、5年栽培してみてください。
「カタクリ」が作落ちするようであれば・・・・自然界と乖離したものと言える。
菌作りの一つに
「段ボール播種法」だ有る。
段ボールはパルプから段ボール紙を製造している。
その成分は「セルロース」と「リグニン」
松の「朽ち木」と同じである。
これに「木材腐朽菌」が繁殖。低分子の糖が出来る。
それで「発芽」する。
段ボール播種法というのは、
本講座のラン(木材腐朽菌)による炭素循環の理論の播種法である。
東洋ランの人が鉢に松の「朽ち木」片を入れると生育が良いいうのも、
この「菌作り」の一つである。
ランつくりが経験上会得した知見は・・・この理論で説明が付く。
皆さんも素直な目と心で「考察」してください。
kouza 4ak
「ラン菌作り」が欠落しているラン栽培が流布したから・・・・
多種多様な肥料、活性剤のようなものが販売されてきた。
本当に菌根植物のランに・・・どのように効くか・・・ほとんどわからない。
そういうことで、ニューオーキッドの社長が・・・ペレポストを開発したとき、
この栽培法が普及すれば・・・・・
本に広告出ている「資材」は・・・必要なくなる!
そういって「絶句」。
広告で成り立つ本屋からすれば・・・・これは死活問題。
解る人には・・・宇井 清太の栽培理論は・・・即座に解るのだ。
非常に・・・危険な・・・理論が、栽培法だということ。
業者は、ラン普及より先に・・・自分の商売、経営への影響である。